保険外のサービスについて
実地指導の続編は改めて書きます。その前に少し話題を変えまして、タイトルにある保険外サービスについての思いを記します。
私にはなかなか名案を出せる想像力がございませんが、介護保険外のサービスや事業の必要性は強く感じております。
しかし、保険外サービスの話をすると「そんな料金取るなんてひどい」というような発言をするスタッフがいるんですよね、必ず。(もちろん、そんな法外な価格設定ではないですよ)
どうも保険給付から9割、利用者負担1割というイメージが強いようで、自費に抵抗感がある様子、、、まあ当然と言えば当然なのかも知れませんが。
とにかく、保険外サービスや事業の必要性を感じる理由は次の通りです。
1. 利益確保
介護保険を使っている事業とは言え、営利団体です。売上げがキープされないと人件費すら支払えなくなります。給料が上がらないとスタッフの意欲も上がらないですよね。そうなるとサービスの質も低下し、最終的に利用者さんに被害が及びます。
そもそも規模が小さな事業所なんて大変です。例えば月の売上げが200万として、毎日ヘルパーが訪問していた重度の方がお亡くなりになったとします。もし約20万の売上げダウンとなれば10%減ですもんね。厳しい話です。
こういった点からも保険外で利益を上げることのできるサービスは必要なのです。
2. 自由なサービス
介護保険サービスって、儲かると国から目を付けられる傾向にあるように思います。
儲かる事業に食いつく悪徳な事業者が掻き乱すのでテコ入れされるパターンが多いのですが、、、
前項の記事にあるように、加算取得は各種作業が増加して負担が大きくなるし、実地指導では色々つっこまれるし、、、
その点、保険に頼らないサービスは基本的に自由度が高いです。いろんな規制が無いのでやりやすいと思います。
自由ということは利用者さんの要望にも応えやすい。介護保険制度では余暇活動は認められていませんが、本当に楽しみや生きがいを持って頂くには、保険外サービスが必要なのです。
3. 自分が理想とするサービス
資格や免許を持って働く専門職は、その制度の枠の中で業務を行わなければなりません。いろんな理想を持っていても、叶えられずにもがいている方も多いのではないでしょうか?
やりたいことや得意とする分野を活かし、そして誰かに喜んで頂けることは非常に大きなやりがいとなるはずです。
私も何か考えられるよう、洞察力や観察力を養おう!