とあるケアマネジャーのたわごと🌈

これまでの経験を基にした介護に関する様々な情報、日々の業務を通して感じたことが主な内容です。大変な職業でありますが、長く仕事を続けられる参考に活用して頂ければ幸いです。

医療と介護の連携がうまくいかない理由

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こんにちは。TAMAKIです。

今回はダラダラと思うことを書かせて頂きます。お付き合いのほどよろしくお願いします。何を書くかと言うと、タイトルにあることそのものについて。

ケアマネジャーとして働いていると、よく研修に出席することがあります。また、時々初任者研修の講師をさせて頂くことがあるのですが、いずれの場においても「多職種連携」や「医療との連携」を何度も何度も叩き込まれます。

当然、疾患を持った利用者さんを支援する上で、医療と介護との連携は必要不可欠ですが、現場ではうまくいってないことやトラブルが多い!

これって、何年も前からずっと言い続けられていますが、いつになったら言われなくても連携を図ることが自然な行為として実践できるようになるのでしょうか。

※看護師さん、怒らないでください!今回はケアマネジャーの立場から連携を妨げる悪しき看護師さんについて言及させて頂きます!これは現場で見られる、組織の中で連携を図りにくい看護師さんの一例です。

 

 

医療分野と介護分野を完全に切って考えている

「それはヘルパーの仕事」という台詞を武器に、利用者さん宅の環境整備などには全く無関心な看護師が多くいらっしゃいます。ナイチンゲールヘンダーソンもそんなことは教えてないと思うのですよね。いくら日々のバイタルチェックを行なっても、どんなに良い薬を飲んでいたとしても、消費期限が遥かに切れた物を食べてしまえば健康状態は悪化するし、清潔に過ごしていなかったら皮膚のトラブルを招くでしょう。そういうところの観察に乏しい人が多いんですよね。いや、観察をしていないのですね。なぜなら「それはヘルパーの仕事」と思っているから。

 

組織の中で働くという認識が乏しい

例えば売り上げ等に対する意識が乏しい。これは病院経験が長い人ほど言えることだと感じます。待っていれば患者は来るし、嫌と思えば違う所へ行けば良いというような考えが染みついているので、利用者さんからクレームなどあろうものなら、まるでクレームを言う利用者さんに非があるかのように文句を言うのです。そうではないんだよね。営利法人ならば利益を維持しないとやっていけないんです。しかし、悲しいかな看護師も人手不足で、どこでも転職先はそれなりの待遇で見つかるのです。

「嫌になったらやめれば良いや」

そんな感覚の人が多いですよ、ホントに。

 

看護師免許に対する強いプライド、そもそもが介護職を見下している

専門分野が違うから当たり前なんですが「そんなことも分からないの」的な感じで、医療分野について知識が乏しい我々を馬鹿にすることがあるのです。しかし、自分たちは介護保険など保険制度に関しては無知なのです。お互いに専門分野以外の知識不足はあります。そこはお互いが歩み寄り、足りないところを補い合ってやっていかなければいけないと思うんですよね。

 

接遇マナーがなっていない

よく病棟看護師と電話連絡を取ったり、直接会って話をすることがあるのですが、まあ言葉が悪い、電話応対がめちゃくちゃということが頻繁にあります。これは学校のカリキュラムでもっと重点的にすべきことだと思うんですよね。看護学校の先生に聞いたら、覚えることがありすぎて、なかなかそこに時間を費やしてやってられないカリキュラムとのこと。連携を図る上で、そういうところって大事だし、そもそも患者さんへの対応を見ていても「??」て思うことがあります。

 

まとめ

我々、介護の専門職は、医療との連携を何年間も幾度となく言われ続けています。しかし、それを実現できない背景には、いくつかの原因があり、その改善策の一つに医療職の歩み寄りが必要なのではないでしょうか。

そこが無い限り絶対に実現しない理想論ですよ、これ。あえて、今回は辛口で言わせて頂きました。「ちゃんと連携図れてるわ!」という方々に対してはすみません。